賃料削減・オフィス環境改善

経費削減への悩み

A社の総務部課長は、同社の社長から思い切った経費削減を指示され、具体策を検討していました。コピー代や電気代などを節約しても、大幅な経費削減にならず、借りているビルの「賃料削減」を考えていますが、不動産の知識・経験が少ないため、なかなかスタートが切れないでいました。

人件費はすでに限界だし、あとはオフィス賃料を下げるしかないか。
しかし、賃貸人は大手管理会社専門者だし、実際に交渉するのは大変だなあ。

そうして悩んでいた時にインターネットで不動産コストダウン関係のサイトを検索したところ「パートナーズ不動産コンサルタンツ株式会社(以下PFC社)」というコンサルティング会社に辿りつきました。
そこには「賃料の削減方法」についての解説が掲載されており、相談費用は「無料」との事だったので、早速メールにて問い合わせることにしました。

賃料削減のエキスパート(PFC社)からの提案

数日後、PFC社のO社長がA社を訪問。現在借りているビルの賃料や契約条件な どについて具体的に協議しました。

賃料削減のためには、まず周辺ビルの賃料調査と、このオフィスの賃料を比較して根拠をもって構称する必要があります。
また、この機会にオフィススペースの無駄の解消や、環境改善を検証してみたらよいと思います。

なるほど!賃料引下げは具体的根拠に基づく交渉が重要ですね。
オフィス環境の改善も検討してみます。

2週間後、再びPFC社のO社長がA社を訪問。
「周辺賃料評価比較書」「オフィス環境改善コメント」等の資料提示があり、具体的な協議が行われました。 賃料は引下げ可能である事、オフィススペースは将来のために現状維持し、そのかわりに内装や什器備品を刷新してオフィスの環境改善をする「企画案」がまとまりました。

やはり5年以上賃料が改定されていないので周辺ビルよりかなり割高になっています。
また現在のスペースは適正範囲で返還はしなくて良いと思いますが、出来ればこの機会に内装・什器等の刷新によるオフィス環境改善をされたらいかがですか。

わかりました。
社長に提案します。

1週間後、課長は第2回目協議に基づき「A社賃料削減・オフィス環境改善提案書」を社長に提示して説明しました。具体的数値による提案が評価され、社長はさっそく役員会への付議を認めました。

かなり具体的な提案だ。すぐに役員会に諮ってくれ。承認が取れ次第、すぐにスタートしてほしい。PFC社と契約し、O社長をプロジェクト顧問に迎えよう。

ありがとうございます。
すぐに役員会に諮ります。

貸主側との交渉

役員会の承認を得た課長は、PFC社とコンサルティング契約を締結し、O社長をプロジェクト顧問として参画させました。A社は貸主側に「賃料改定要望書」を提示し、双方の交渉がスタートしました。

当社賃料は周辺に比べて高いと思います。
また、敷金もスライドして下げて頂きたい。 御検討をお願いします。

具体性ある要望ですので、
持ち帰って検討します。

2週間後、貸主側担当者から連絡がありました。
再度交渉の結果、借主側(A社側)賃料引下げ要望額の80%で合意する事となりました。また賃料引下げに伴い、敷金のスライド返還もされたのでA社はそれらの削減費の一部でオフィス環境改善工事を行いました。

環境改善工事後…A社オフィスの壁・床・天井等は一新され、レイアウトも使いやすく変更されました!その結果、今まで以上に働きやすいオフィス環境に生まれ変わりました。

きっかけとなったのは、課長がPFC社を見つけだし連絡を入れてくれたお陰だよ。
本当にありがとう!

親身になって相談にのってくれた
PFC社のO社長に感謝です。

※このストーリーはフィクションです